- 当院で行っている検査
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- 子宮頸がん検査
- 子宮体がん検査
- HPV検査
- 当院で接種できる子宮頸がんワクチン
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- 4価HPVワクチン(公費、自費)
予防できるHPV型 16、18、6、11型 - 9価HPVワクチン(自費)
予防できるHPV型 16、18、6、11、31、33、45、52、58型
- 4価HPVワクチン(公費、自費)
子宮頸がんは子宮の入り口に出来る癌で、若い女性に多い病気です。
毎年約3000人、1日に約7人の方が子宮頸がんにより命を落としています。
20歳代からの若い女性に急増しており、20年前と比べると約2倍となっています。子宮頸がんは進行した状態で見つかれば子宮を取らなければならない人もいます。一方、検診を受けており、前癌病変の異形成や上皮内癌という状態で早期治療できれば、5年生存率は100%と治癒が見込めるため、20歳からの検診による早期発見が重要となります。
子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染で、女性の多くが一生に一度は感染すると言われています。HPVウイルスは150種類以上がありますが、その中で子宮頸がんの原因となるものは高リスクHPVと呼ばれており、約15種類程度が知られています。ほとんどの子宮頸がんの方に、この高リスク型HPVが検出されています。
子宮頸がんの予防は子宮頸がんワクチンが効果的で、50-70%の予防効果があります。近年新しく発売された9価ワクチンに公費助成はありませんが、90%以上の子宮頸がん予防効果があり、子宮頸がんの前病変である子宮頸部異形成や上皮内腺癌、外陰・腟腫瘍の予防効果は96.7%にものぼります。
日本では、2010年度よりHPVワクチンの公費による定期接種が開始されました。